感謝カンゲキ雨嵐 [アスペルガー症候群]
春を待つ蕾
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きらりは先週も学校に行けませんでした。
欠席連絡の電話も、はじめはできたけど、
だんだんできなくなりました。。
きらりは、何故、学校に行けないのか。。
きらりに何度となく問いかけてみました。
きらりは、
少しずつ、自分の気持ちに気づき、
そして、言葉にして表現できるようになってきました。
これは、入院の成果の一つだと、私は思っています。
きらりは、言います。
ソトニデルト マワリノヒトタチノ メ ガ コワイ
デンシャノナカデ ヒソヒソコエデ ハナシテルヒトタチガ
ジブンノ ワルクチイッテルンジャナイカト オモッチャウ
イヤナノ コワイノ
ダカラソトニ デタクナイ
友達と一緒なら、人の目が怖くなくなる。
だから、友達と遊ぶ日は、起きて外に出かけることができる。と。
以前、書いた記事で紹介した詩を思い出しました。。
「ちょっとは僕のことをわかってくれ」
2005-03-29:アスペルガー症候群の感覚敏感性
そんなきらりの気持ちを担任の先生にも伝えました。
電話にもなかなか出たがらないきらりに対して、
担任の先生は根気強く、連絡をくださいました。
そして、授業のない土曜日に、
きらりは、先生と面談をしに学校に行くことができました。
その結果を先生がメールで知らせてくださいました。
メールには、面談時のやりとりが記されていました。
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知らない人たちの中に居ると、漠然と不安な気持ちになる、
「怖い」という気持ちになる。
と、きらりが言ったのに対して、
先生は、絵を描いて、こう説明してくださったようです。
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外に出て色々な人に出会うことは、
その分だけ色々な気持ちが生まれるんだよ。
その中に、「怖い」と思う事もあるだろうけど、
同時に、「面白いな」「楽しいな」ということも沢山あるはずだね。
「怖い」と思って、「もうやだ」と辞めて家に閉じこもってしまうと、
そういうプラスの気持ちも経験できないから、
もったいないよね。
これからのきらりさんの人生においても、
人と出会う限り、あることだから、
今は「練習」だと思って外に出た方がいいね。
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きらりは、絵を見ながら一生懸命に聞いているようだったと言います。
そして、最後に、月曜日の授業は、
「この調子だと行けそう」と話していたとのことです。
メールを読みながら、涙が止まりませんでした。
ここまで、きらりのことを考えて、
一生懸命指導してくださる先生が居ること、
きらりも、自分は恵まれていると言いました。
感謝してます。
きらりが、社会に適応できるようになるには、
時間がかかると、医師からも言われています。
ゆっくり、少しずつ、成長するきらりを見守りたい。
良かったよ、少しほっとしたよ~。
だって、ずっと、ものすごく大変だったじゃない。
それで救われなかったら・・・・・。
裏を返せば、行くところまで行かないと手は
差し伸べてはもらえない。私の実感、体感。
表に出た事象に対する対応のみ。後手後手。
アスペじゃない子の子育てとおんなじだよね。
近頃、ひとりで色々と考えて、なんだかすっきり
していません。
by えすぺらんさ (2009-03-09 09:06)
よかったね、僕もホッとしたよ。^^*
by こうちゃん (2009-03-09 15:37)
☆えすぺらんささん
ご心配おかけしてます。。すみませぬ~。。
えすぺらんささんこそ、大丈夫でしょうか?
無理せず、1人で抱え込まず、周りを巻き込めるといいのですが。。
私は、病院の親の会のお母さんたちに、ずいぶん支えてもらっています。
そういう場が、えすぺらんささんも何か見つかるといいですね。。
応援しています。
何か私にできることがあったら、言ってください。
☆こうちゃんさん
どうもありがとうございます。
きらりは、昨日も学校に行けました!
by ぴい (2009-03-11 00:09)
以前、ぴいさんが「集まり」で“どこがアスペなの?”と
もっと大変なお子さんの親御さんに言われた、ことが
あったように、ウチも今はビミョーですよね。
学校にも行っているし、暴れる回数はかなり減ったし
試験もまったくできないわけでもないし、機嫌の良い時は
これまでになかったって位に表情良いし・・・。
ぴいさんが参加された講演会で「うまくやっていけて
いるように見えても、それは先生の対応が良かったから」
云々という一文がありましたが、本人は変えられない
治らないのだから、そういう環境をうまく当てて
(至難のわざだとしても)
“見かけ上”でもいいから、うまくやっていけているように
するしかないのでは?と思うのですが。
by えすぺらんさ (2009-03-11 08:43)
☆えすぺらんささん
一番、問題なのは、生き難さを本人が自覚できていないことなんだと思います。
本人が自分の生き難さを認識して、どうすれば、
その生き難さと向き合いながら生きていくことができるような、
術を身につけることができるかを考え、少しずつできるようになることが大切なのだと思います。
自閉症傾向の人は、人に助けを求める術を持ち合わせていないと言われます。困っていることにさえ、本人が自覚できていない状況も多く存在すると言われています。
自分自身と向き合い、どういう時に、どんな風に困難さを感じているのか、
そして、どうすれば、少しでもその苦痛から自分自身を解放してやることができるのか、そのことを少しずつ本人が身につけていけるように、
根気強く、支えながら接していくしかないのだと思います。
見かけ上だけ、うまくいっていると、必ず、しわ寄せがきます。
きらりがそうであったように。。
治らない障がいだからこそ、自分の障がいに気づき、認め、そんな自分を受け入れ、人に助けを求め、楽になれるように工夫し、苦手なことの中から、できることを少しずつ増やしていく。
それができるようになるように、親や周囲は支援を続ける。。ということだと思います。。
by ぴい (2009-03-12 01:06)
↑↑↑コメント、コピーして私のブログに
転記しても良いでしょうか。
これまで読んできた本には、こんなことができない
こんな風に感じる、式の記述しかなく、それに対する
対処しか考えられなかった。
だから、親が、(何らかのことを)できるようにしなくちゃ、
ってあせるばかりになったよね。
現に私は「○○できるように向ける」と医者(二人)にも
言われたし。
考えの向き方を変えないといけないんだ。
by えすぺらんさ (2009-03-12 09:08)
☆えすぺらんささん
転記OKです(^^ゞ
このことは、もう少しちゃんとした記事にまとめて書きたいと、
思っていますが、今なかなか時間がなくて。。
by ぴい (2009-03-12 09:35)