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約束 [アスペルガー症候群]

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by fisheye lomography

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きらりは11月に退院してから、
数える程しか学校に行けてません。
ただし、進級に必要な単位を取得するためのレポート提出や試験、
スクーリング参加は、ぎりぎりまで大騒ぎしながらも、
なんとかクリアしてきています。

先日、きらりの担任が、お約束4箇条を作ってくれました。

yakusoku.jpg

こんな当たり前のことを、
もちろん小さい頃から、ずっと教え続けてきたことですが、
今更ながら、こうして教え込み続けなければいけないことは、
正直言ってしんどいです。

だから、親以外の第三者が、
こうしてきらりに指導してくれるのは、非常にありがたいことです。

この目標は、今だけ必要なことではなく、
仕事をしていく上でも、人間として生きていくためにでも、
最低限守るべきものだと思います。

こうして目に見える形で分かりやすく示してあげる手法は、
アスペの人には有効とされています。

病院から退院した際にも、
門限を示した貼紙を看護師が準備してくれました。

レポート提出時には、各科目の提出枚数分のマス目の表を作り、
どの科目が何枚終わって、何枚残っているのかが、
見てわかるようにしました。

こういう工夫が、自分で、できるようになるといいですね。。

少しずつね。。

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きらりが入院していた病院では、
入院期間が3ヶ月以上だった場合に
希望すれば訪問看護という制度を利用できます。
ただし、退院前に利用申請をしておかなければいけません。

私はきらりの担当看護師に絶対の信頼をおいていたので、
退院後も継続して関係を保っておきたいと考え、退院前に申請しておきました。

11月に退院してからは、入院前のような、
きらりの癇癪による惨劇はほとんどなくなったものの、
依然として学校に行けない状態が続いていたので、
訪問看護を利用することにしました。
利用には予約が必要で、大体1ヶ月以上前に依頼しなければいけません。
そんなこんなで、2月中旬に訪問看護を受けることができました。

きらりが学校に行けない理由の一つに、
学校に行く意味が見出だせない。ということがあります。
なので、看護師が考えた作戦は、このまま学校に行かなければ、
再入院になる覚悟が必要と、きらりに宣告する。というものでした。
1ヶ月後に、また訪問するので、それまでの間、
約束した日に学校にちゃんと行き、もし約束が守れなかったら、
そのまま看護師が荷物をまとめて病院に連れていく。ということになりました。

つまり、再入院したくない → だから → 学校に行く。という図式を、
きらりの頭の中に描かせた訳です。。

普通ならあり得ない教育だと思うのですが。。

これが現実です。。

もちろん、学校に行き始めれば、
友達とももっと交流ができたり、
勉強にも自信が付いたり、
学校でも自分の居場所ができて、
きらりが自然と学校に通えるようになる。
と考えた上でのことで、それが本来の狙いなのですが。。

それでも、週2日学校に行く。という約束でさえも、
守れなかったりするのですが、、、

休んでしまった日に、学校に休むことを自分で電話で連絡できたりすると、
それだけでも大きな大きな進歩でして。。
つまり、3番目の「連絡をする」というお約束を守れた訳で。。
学校の担任やら、主治医やら、そして親である私達は、
喜び、きらりを褒め、激励し。。

そんな感じですよ。。

ゆっくりね。。

でも、看護師は、こんなことも言っていました。

でも、きらりちゃんが、ほんとに必要だと思ったら、
きっと再入院も受け入れると思いますよ。
本人が一番よくわかっていますから。。と。

ほどよく手を貸しながら、
見守るのがいいのかな。。


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