All or Nothing [アスペルガー症候群]
以前、きらりと一緒にカウンセリングに行ったとき
先生のお話で、参考になったことがあったので
忘れないように書き留めておこうと思います。
きらりはよく失くし物をします。
そしてパニックを起こします。
ほとんどの場合、
きらりの頭の中で、
物がなくなったのは他人のせいになります。
だから、周囲(家族、ほとんどの場合、私に対して)に
当たり散らします。
フツーに考えると、
単なるワガママ野郎ですが、、、
これは、きらりが悪いのではなく、
きらりの脳の特性のせいなのだそうです。
物を失くしたとき、きらりは自分の「意志」で失くした訳ではないので、
物を失くす行為は、きらりの中では身に覚えのないことです。
としか考えられません。
「もしかしたら、、自分がやったのかな?」
とは、きらりは微塵も考えません。
そして、ここがもっとも特徴的だと思うのですが
自分はやってない=他人がやった
という方程式が成り立つのだそうです
きらりの頭の中には
常に0か100しかありません
丸じゃなければバツ
白じゃなければ黒
つまり
「自分」じゃなければ
「他人」
ということになるのです
なので
大真面目に、何の疑いもなく、
物がなくなったのは
人のせいだ
と、きらりは考えるのだそうです
それは、性格が悪い訳でも
ワガママな訳でもなく
脳の性質上、仕方ないことなのだそうです
だから、
周りが、それに合わせてあげるしかなくて
合わせてあげることで、
争いも起きなくなるそうです
きらりがパニックになって、
どんなにひどい口調で
『私を困らせようとして、あんたが隠したんでしょ!』
と言われたとしても
『はぁーっ?!』
『何言ってんのよ!私は知らないわよ!人聞きの悪いこと言わないで!』
などとは言わず。。
正しい対応は、
『あらまあ、どこにいったんだろうねー』と
優しく一緒に探してあげる
これに尽きるそうです
(注)相手は子どもではなく、大の大人ですが、そんなことは関係ないそうです
そうすれば、
きらりは落ち着いて、
少しずつ、
なぜなくなったのか
どうすればよかったのか
考えることができるようになるそうです
逆に、否定してしまうと、
反省を促すこともできず、
学習もせず、
同じ事を繰り返してしまうそうです
なるほどなーって
思いました。
しかし、実際は難しいです。。
悟りを開いて仏になるしかないですね
コメント 0